« 紀州の暴れん坊 | トップページ | 第1話「光を継ぐもの」 »

月影兵庫の欠番回について

※ 当面の間、この記事をトップに置きます。最新記事はその下です。
どうかご了承下さい ※

素浪人・月影兵庫(近衛十四郎版)を全話見たいと思ってらっしゃる方へ

いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。
伝説の傑作時代劇、近衛十四郎版の「素浪人 月影兵庫」は、昨年に引き続き、今年(2011年)4月から7月までの間、時代劇専門チャンネルにて再放送されました。

もう既にご存じのように、この番組はシリアスな第1シリーズと、コメディ編とも言うべき第2シリーズから成りますが、本放送当時大人気を博したにもかかわらず、この第2シリーズについては、2007年の東映チャンネル初回放送時から、全104話のうち53話が欠番状態です。

これは、版権元である東映さんの(東映チャンネル放送時の)説明によると、原版が行方不明になっていたり、状態不良な回があるため・・とのことであり、時専サイトでは「放送原版の劣化のため」と記述されていました。
が、実はその真相って(少なくとも視聴者にとっては)よく分からないんですよ。

というのも・・ここで「原版」と呼べるものには2種類あるんじゃないかと思われるからです。

ちょっと整理すると、当時のフィルム撮り時代劇の場合、通常でいう原版というのは、撮影後編集した大元のフィルムのことだと思われます。
当然これはネガフィルムで、通常制作元が管理します。
で、放送時にはそれをプリントして、新たに複数のポジフィルムを作るんです。
丁度写真のネガを焼き増ししていくのと同じですよね。
(専門家じゃないんで、説明が分かりにくくても突っ込まないでくださいね)
ところが番組の放送時には当然こちらが重要になってくるので、その意味でこの放送用ポジフィルムを「原版」と呼ぶこともあるんです。

このことを踏まえて、上の2つのCSチャンネルさんの説明をもう一度読み返してみると、東映チャンネルさんの言う「原版」は一見大元のネガフィルム・・のようですよね。
けれど、放映時のサイト説明にはニュープリント(←大元のネガから新しくプリントすること)ではなくニューマスター(←放送用ポジフィルムからデジタル用のマスターを起こすこと)とのみ記されていたんです。
さらに、そのフィルムを借り受けた時専チャンネルさんが、「放送原版」という表記を使っていることを考えると、ここで言われている「原版」というのは、あるいは放送用のポジフィルムである可能性もかなり高い・・んではないでしょうか。

もちろん、本当のところは謎のまま・・というか、今まで書いてきたことからもお分かりのように、一口に「原版劣化」と言っても、何がどう劣化しているのか・・という肝心の実態そのものは、視聴者には全く明らかにされていないんですよね。

けれど、だからこそ色んな可能性も見えてくると思うんです。
例えば、劣化しているのが「放送用ポジフィルム」ならば、大元のネガフィルムの方は東映さんの倉庫のどこかにまだ眠っているんじゃないか??とか、ひょっとしてどこかの地方局の倉庫から、昔の「放送用ポジフィルム」が見つかるんじゃないか??とか。

実際、平成に入ってからNHK-BSで、第1シリーズ全26話と、第2シリーズの第5話「一両だけが知っていた」が再放送されたことがありました。
ところが、東映チャンネル放送時には、この5話は「欠番」になってしまっています。
ということは、おそらく(推測ですが)BSでの放送後に、5話の放送用ポジフィルムがどこかに行ってしまったんではないかと。
・・けど・・と、言うことは、探せば又出てくるということも十分あり得るはず・・ですよね

また、もしネガフィルム自体は無事なのなら、それをニュープリントすることで見ることが可能になる筈です。

以上、前置きが大変長くなってしまいましたが、結局何が言いたかったかというと、今までに書いたような理由から「欠番だから見るのは無理」と諦めてしまうのは、まだ早いということなんですよ。
(※付記 この記事の下の方に、東映さんのフィルム保管事情について少し記してありますので、ご覧頂けると幸いです)

何より、この番組のファンであれば、時代劇史上最高のコンビだと言っても差し支えない、兵庫と半次の活躍・・というか掛け合い・・というか、愛すべき罵り合い!?を全て見たいじゃないですか。
もちろん、こちらも時代劇スターの中で随一と言われた、月影の旦那こと近衛十四郎さんの素晴らしく豪快な殺陣と、ミスター日本出身、超二枚目俳優品川隆二さん演じる焼津の半次の、これでもか・・と言わんばかりの顔芸とオーバーリアクションの妙も。

・・ということで、今ファンの間では、何とか「月影兵庫」の欠番回が見られるよう、色々と「お願い」をしています。
だって、見たい見たいと騒いでるだけじゃ、何も伝わらないし変わらないんですもん。
そして、ここまで読まれて、よし、それなら自分もいっちょ乗ってやろう!!と思って下さった方がいらしたら、是非とも一緒に行動を起こしていただきたいのです。

と言っても、無論そんなご大層なことではありません。
具体的には版権元である東映さんへのリクエストという地道な活動です。
方法がいくつかありますので、下に記します。

◇その1
「たのみこむ」を通じてDVD化のお願い
→該当ページはこちら

「月影兵庫」「花山大吉」等の「素浪人シリーズ」DVD化リクエスト。
無論欠番なしの完全版希望です。

◇その2
東映ビデオさんへのリクエスト
→該当ページはこちら

個人でDVD化のお願いをするときはこちら。
東映チャンネルさんでの再放送自体が当分の間無理なのであれば、代わりになんとしても完全版のDVDを発売していただきたいです。
思いの丈のありったけを書き綴るのもいいかと。

◇その3
東映チャンネルさんへのリクエスト
→該当ページはこちら

欠番なしの完全版の放送を!!

◇その4
ファンサイトを通じてのリクエスト
→該当ページはこちら

ご存じ近衛十四郎さんのファンサイト「魅せる剣戟スター 近衛十四郎」(じゅうよっつ様主催)のリクエストページです。
現在項目のトップ「ひろい東映さんの保管庫のどこかに眠る兵庫を、見つけてくださることを願って!」を大プッシュ中!!
でも、熱意さえ伝われば無論他の項目でもOKですよね。

このうちのどの方法でも、もしピンとくるものがありましたら、少しだけお手持ちの時間を割いていただけるととても嬉しいです。

最後になりましたが、千里の道も一歩から・・の諺どおり、いつの日か完全版が世に出ることを信じて、今後もお願いを続けていきたいと思っています。
お読みいただいてどうもありがとうございました。

« 紀州の暴れん坊 | トップページ | 第1話「光を継ぐもの」 »

今週の月影兵庫(*^^)v」カテゴリの記事

今日の花山大吉(*^^)v」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

初めまして。
近衛十四郎さんと品川隆二さんの名コンビのファンです。
やはり、この素晴らしい作品がDVD-BOX化されて、全作品が観られるように願っています。
個人的に『月影兵庫』の1は比較的平凡な印象を持ちましたが、第2シリーズからメキメキコミカルな要素が強まり、面白くなりましたね。
『花山大吉』もそれを維持するどころか、あのおからをむさぼり食いつつ、視点の定まらない酔っ払ったダンナの姿には、ワテ自身「どうだろうねぇ~、このおからダンナは!」と笑いながらつぶやいちゃいます。
ただ、79話から「お咲」が登場するようになって、何とか半次が「このコンニャク玉が~!」とからんで、おからダンナとのからみの少なさを埋めようと必死になってますが、失速感は否めませんでしたね。
最終回の別れのシーンは本当に涙が出ちゃいますが、やはり79話以降はいらなかったと思います。
また、こちらでも前に書かれていた通り、松方弘樹版の『花山大吉』も完全に失敗作ですね。
織田裕二の『椿三十郎』もそうでしたが、元の作品が強いインパクトを残したものは、二番煎じではただ脱力感ばかり残っちゃいますね。
やはり、近衛十四郎+品川隆二は(近衛・品川)の2乗になるんでしょう!

>トプ・ガバチョ様

初めまして。
コメントありがとうございます。
仰るように、何とか月影・花山のDVD-BOXは出て欲しいものです。
無論いままで欠番だった分も完全収録で。
何やら、まだ見るのを諦めてしまうのは早すぎるような雰囲気がなきにしも非ずなので、そのうち願いが叶うと信じています。

本当に、近衛&品川コンビは素晴らしかったですよね。
この2人に代わる役者さん達がいる筈もなく、いくら息子さんと言えど、リメイクはかなり残念な結果に終わっていました。
ただ、同じくお咲ちゃんはいらなかったと思います。
苦肉の策だというのも分かるんですが。

>やはり、近衛十四郎+品川隆二は(近衛・品川)の2乗になるんでしょう!
ああ・・まさにそのとおりです!!
今は時専の兵庫再放送が待ち遠しいです。

人気があるのか現在も再放送されています。
私も疑問があるのは予告編に関してです。予告編というのは次の回についてのものですが、なぜか欠番にあるはずの予告編がちゃんと流れています。予告編だけ別取りで集めているのでしょうか。本編も予告編もセットであるならば、予告編だけあるというのはちょっとおかしい感じがします。本編が劣化しているというのは本当でないような気がします。本編が劣化しているのなら、当然予告編も劣化しているはずです。それに流されている本編もほとんど劣化がありません。53話も劣化しているのなら流されているものももっと劣化していてしかるべきなのではないでしょうか。何か別の理由があると思われます。

??さま

コメントありがとうございます。
予告編の件ですが、多分本編とは別に、予告編だけのフィルムがあったのではないかと思われます。
他のドラマ等においても、割とよくあることみたいです。
それと本編フィルムの劣化についてですが、今放送されているのはポジフィルムが残っている回なので、問題は原版ネガがどうなっているかだと・・
聞くところによると、東映さんの管理はあまりよろしくないようなので(^_^;、欠番回についてはポジフィルムを紛失してしまったのかも知れません。
もちろんそれでも、ネガが残っていればニュープリントできるのですが、そのあたりがはっきりしないんですよね・・
ネガも紛失したのか、あるいは損傷が激しいのか、はたまたニュープリント費用が結構かかるので(カラーより白黒の方が高いらしいです)したくないのか・・問い合わせてもちゃんとした答えが返ってこないそうです。
だからこそ、ひょっとしたら・・と望みをつないでいる訳で、いつの日か、きっと見られる時が来ると信じています(^_^)

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 紀州の暴れん坊 | トップページ | 第1話「光を継ぐもの」 »