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「江戸群盗伝」

Edoguntouden 今回の映画祭で上映されたフィルムは、戦前のものを除いてどれもプリントの状態は良かったみたいなんやけど、そんな中で唯一、あんまり状態が芳しくなかったのが本作品。
フィルムの傷?に加えて、場面によっては画面の揺れも結構酷く、音や映像も時々切れたりして、鑑賞に堪えないって程ではなかったけど、見るのはかなり疲れたかな(^◇^;)
幸い、以前にめちゃ状態のいいバージョンがチャンネルNECOで放送され、しっかり録画もできてたんで、どうということはなかったものの、これが初見だったらちょいと辛かったかも知れん・・と思ったf(^ー^;

でもってストーリーはというと・・
世を拗ねた旗本、梅津長門(近衛さん)は、たまたま知り合った巾着切の庄吉(北上弥太朗さん)から、彼の父親が無礼討ちにされた顛末を聞いて、仇討ちの助太刀をする気になり、その場に居合わせた喜三郎(名和宏さん)と共に仇の旗本屋敷に忍び込むが、目差す相手はおらず、そこで将軍の娘と名乗る美しい女性、雪姫(嵯峨三智子さん)と会い、権力に対する反抗心から彼女を無理矢理犯したものの、その面影が忘れがたくなり、姫の方も、もう一度会いたいと彼を慕う。
一方喜三郎は、末を契ったおとよという女性を捜し求めていたが、彼女こそ長門の間夫の花魁、花鳥その人なのだった・・というもの。

・・って・・無論その後も続くんやけど、書いてるとややこしいんで省略するわ(爆)
もうな、原作本は読んだことないけど、梅津長門と雪姫の生い立ち(←長門の父は大身の旗本だったが真面目一辺倒で上役に疎まれ、些細なことから切腹、挙げ句に母は幼い彼を捨てて夫を死に追いやった男に走り、為に長門は世の女性全てに憎しみを抱くように。他方雪姫の母は、とある藩の家老の娘で、許嫁の旗本もいたが、将軍の目に留まって泣く泣く大奥入りし、中臈となって姫を生むが、周囲の嫉妬に耐えかねて自殺)といい、登場人物達の複雑な相関関係といい、これぞまさしく柴練さんやで~!!と、声を大にして言いたくなるような(笑)設定だよん。

ただ・・ただな、惜しむらくはその複雑さ故に、専ら説明に追われても~て、内容の掘り下げがほとんどできてないというか・・せっかくここまでの設定があるんやから、せめてあと15分でも時間を長くして、長門や雪姫の心情をじっくり描き出して欲しかったなぁ・・という気がする。

だってなぁ・・雪姫は、仮にも自分を辱めた男(←しかも青○(爆))を好きになってまうんやで。
多分想像するに、事後に彼の口からその生い立ちと権力に対する憎しみを聞き、自分自身の境遇と重ね合わせて、その心の奥底に潜む悲しみと淋しさに思い至り、思わずシンパシーを抱いてしまった・・ということなんだろうなぁ・・とは思うものの、あまりにもその辺の心理状態の変化に繋がる描写がないんで、かなりな唐突感が否めんのよなぁ・・
(←つか、第一あまり出てこんし>雪姫(爆))

これは長門の方にも言えることで、「一片の愛情もなく抱いた」にもかかわらず、彼女のことを忘れかねている・・っつ~状況が辛うじて分かるのが、花鳥とのやりとりなんやけど、ちょっとそれだけでは弱いような・・
(←てか、あのシーン自体、花鳥のセリフに頼りすぎやん・・って、ファンとしてはあるまじき発言かも・・(;^_^A アセアセ…)

何度も言うけど、あれだけの設定だからこそ、それを何倍にも美味しくさせるシチュを用意して欲しかったよん・・
・・ていうか、正直、嵯峨さんが近衛さんを慕う・・なんつ~展開は、超絶珍しいと思うんで(爆)、もっとじっくり見たかったというか・・(^^ゞ

いや、実は前に見た時はそこまで思わんかったのに、今回はやたらとあっけなく感じたんで、これはてっきりフィルムが切れ切れで、何遍も繋ぎ合わせた結果、セリフがまるまる抜け落ちたりしたとこがあるせいに違いない・・と思って、つい先日録画してたDVDを見直してみたねん。
・・したら予想に反して、音飛びを除けば、セリフ自体は完全やったぞ(^◇^;)

むしろ、おとよ(=花鳥)の、喜三郎(と長門)を巡る悲恋の方が、すんなりと理解できるし実際の見せ場も多いんで、専らこの2人に感情移入して見てたんやけど、それはそれとして、やっぱり自分は近衛さんファンなんで、長門に力点を置いて鑑賞したかったねん。

う~みゅ・・・返す返すも勿体ない・・・

・・とまぁ・・なんか不満ばっかり書いてるように思われるかもだけど、実際はそうじゃなくて、映画自体は決して悪くないと思ってるんで念のため。

あ・・んでも、近衛さんの殺陣を堪能する、という意味では、やや物足りなかったかなf(^ー^;
けど、花鳥と1つ布団とか(*^。^*)、例のいきなりシチュ(*^。^*)(←・・ていうか、近衛さんに果たしていきなり以外のシチュがあるのかと(爆)あ゛・・浪人街がそうか(笑))とか、スクリーンで目の保養(目の保養て・・)シーンもあったんで良しとするわ(^^ゞ

ということで。
松竹さんにもこの際プリントの管理を徹底してもらって、今度上映される時は、是非とも綺麗な画面でよろしくね(^_-)-☆

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