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永田哲朗さん&縄田一男さんトークショーレポ(その1)

まずはじめに。

話の内容は全て、同日夜ホテルにて書いたメモに、私のなけなしの記憶を照らし合わせたもので、実際に永田さん&縄田さんが仰った言葉のとおりではありません。
また、トークショーから半月余り経っているため(^◇^;)、実際の進行に沿ったレポができるはずもなくf(^ー^;、今回はお2人が話された事柄を箇条書きにするという形をとらせていただきました。
すみませんが予めご了承下さい。

んでは、超不完全ではありますが、どうか暫しの間おつき合い下さい。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

トークショーは、「悪坊主侠客伝」の後に行われました。
無論お2人も一緒に鑑賞され、映画終了後に舞台の上へ。
会場は、これまでと同じく補助イス、補助座布団(笑)使用の大盛況ぶりで、お2人が登場されると大きな拍手が。
舞台のセッティングも前回までと同じで、向かって左側に永田さん、反対側に縄田さんが着席されましたが、今回は司会はなく、言わばお2人による近衛さんフリートークとでもいった趣。
なにせごお二方とも筋金入りの近衛さんファンなので、終始熱い中にも和やかに(笑)話は進みました。

それでは、まずは永田さんが話されたことから。

○近衛さんはトカゲ
・・って、何のこっちゃらですが・・(;^_^A アセアセ…
永田さんは、子供の頃から映画館通いをしており、近衛さんのファンになったのはまだ7歳の頃だったそう。
当時の近衛さんには青年らしい溌溂さがあったというのが、好きになった理由だそうです。

で、その頃のB級映画会社(大都とか、新興キネマとか・・)には、それぞれウリがあって、(どれがどの会社かは忘れましたが)河童だったり、蝙蝠だったり、化け猫だったり、とにかくそのタイトルを付けた映画を量産していたのですが、大都映画の場合はそれが蜥蜴だったそうで(笑)、近衛さんもその名を冠した映画に何本も主演され、そのうち数本はご覧になったとか。
ちなみに、戦前の近衛さん映画は、全部で10本ほどご覧になっているそうです。

○若さ故の・・・
その頃の近衛さんは、言わば銀幕のアイドルとして、かなりの人気があったそうなのですが、やがて(1度目の)兵役に就くことになり、2年ほどスクリーンから去った後に登場したのが大乗寺八郎さんで、彼が瞬く間にスターになったため、近衛さんが戻ってきた時には、人気がすっかり逆転していたそうです。

その為か、近衛さんは大乗寺さんにかなり強烈なライバル意識を持っていたらしく、ある時ふとしたことから2人が喧嘩になり、何と近衛さんが大乗寺さんの鼻に噛みついて病院送りにしてしまったことがあったとか(爆)
う~みゅ・・それってやっぱ、後年の近衛さんからすれば、「認めたくないものだなぁ・・若さ故の過ちというものは・・」ってやつなのかもしれません(^^ゞ

ともあれ、そんなこんなで、当時のギャラも、大乗寺さんが300円に対して近衛さんが250円と、少し差を付けられていたそうなのですが、戦前最後の主演作である「決戦般若坂」の時には、同じ300円で横並びになったとか。
ちなみに、この時は近衛さんと大乗寺さんのどちらが主役の宮本武蔵を演じてもいいような状況だったらしいのですが、そこで近衛さんに白羽の矢が立ったというのは、当時近衛さんのことを可愛がっていた阿部九州男さんの後押しがあったからではないか・・とも仰っていました。

○高田さんのおかげです(爆)
永田さんによると、近衛さんは人に恵まれている、とのこと。
既に良く知られているように、近衛さんは戦後劇団を旗揚げして実演(地方巡業)を続けつつ、自主制作映画を作って復帰を目論んでいたのに、その資金を持ち逃げされて、やむなく端役レベルで再び映画に出演するのですが、その演技を見た松竹の大曾根辰保監督が気に入ってくれて松竹に入社、高田浩吉さんの敵役としてクローズアップされることになるんですよね。

でもって、誰がどう見ても近衛さんが負ける筈がないと思われる・・つまりは、高田さんの立ち回りが下手くそなので(^◇^;)、余計に近衛さんの上手さが際だって更なる注目を浴びるようになった訳で、永田さん曰く「高田のおかげ」だと(爆)
確かに、伝七捕物帖なんかを見ていても、これは絶対に近衛さんが勝つやろ~と思ってしまいますもんね(笑)
そういう意味では、高田さんは大恩人と言えるのかも知れません(^o^)

○テレビだけじゃダメ!!
後年、月影兵庫の大ヒットによって近衛さんがお茶の間の人気者になった時、その殺陣を評して「テレビ界の長嶋茂雄」とまで称える記事(←同一のものかどうかは分かりませんが、「蔵出し絶品TV時代劇」で近藤ゆたかさんが同様の表現をされていますよね)が出て、それをご覧になった永田さんが思ったことは、テレビ時代の近衛さんしか知らないのにこんなこと言ってるのか、だったそう。
これって反対に言えば、映画を見てから言って欲しい、っていうことですよね。

もちろん近衛さんは、兵庫や大吉の時も色々と見せ方を工夫されているので、それらもテレビ時代劇の殺陣としては素晴らしいのですが、やはりその真骨頂が発揮されているのは映画だなぁ・・と、私もつくづく思います。
これは近衛さんご自身の年齢や体調面といったことも大いに関係しているのではないかと思うのですが、ともあれ、テレビ時代劇でしか近衛さんの殺陣をご覧になったことがないファンの方がいらしたとしたら、是非とも映画時代の近衛さんの殺陣を(できれば劇場で)見てください!!と言いたいです。

ともあれ、そんな中でも特に東映作品は、内容的に優れたものは少ないけれどもf(^ー^;、殺陣を見るなら素晴らしい作品が沢山ある・・と、永田さんは仰っていました。
特に「十兵衛暗殺剣」は、1対1の対決を描いた作品という意味では、傑作といえると思うとも。
丁度いいことに、12月初旬にデアゴスティーニの時代劇コレクションからDVDが発売されますよね。
この機会に1人でも多くの方の目に触れることを願ってます。
(←他に「片目の忍者」もいいんですけどね。他にも殺陣を見るならいい作品一杯あるし。ホンマにもう・・リクエストしてんだからちゃんと放送しろやてよ東映チャンネル!!ってことで(爆))

○東映時代
けれど、結局東映は近衛さんの良さを生かし切れなかったのが残念だとも仰ってました。
例えば近衛さんには錦之助さんとの共演作が1本もないし、結局ずっと外様扱いで、監督も一流じゃなかった、と。
ある意味これは多くの近衛さんファンの方々の共通認識なのかも知れません。
でもまぁ・・それは今更言っても詮無いことなので・・それよりもむしろ、テレビに出演されたことでより多くの人々に認知され、特に当時子供だった人達の記憶にはずっと残り、その結果が今、この映画祭のような形で実を結んでいるというのは、もの凄く素晴らしいことなんじゃないかと、その方をむしろ喜びたいです。
・・って、遅れてきたいちファンのちょっとした感想でした(^^ゞ

以上で永田さんのお話については終わりです。
次は縄田さんなんですが・・とにかくレポを上げるのが遅れているので、いったんこのままでUPします。
続きはまた後日書き足しますので、どうかご了承のほど・・(;^_^A アセアセ…

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